ほじょきんノート

受付中の補助金・助成金を、地域・上限額・締め切りで探せるように。申請の流れも、やさしく。

補助金・助成金の探し方|地域と締切で探す3手順

公開 · 14分で読めます

#補助金 #GビズID #個人事業主 #創業

補助金・助成金は、次の3つの手順で探すと見落としが減ります。①まず国の公式サイト「J-Net21 支援情報ヘッドライン」で自分の都道府県を選び、地域の制度を一覧にします。②次に「Jグランツ」で業種・従業員数・地域を指定し、上限額と補助率を比べます。③最後に締切から逆算して、申請に必要な「GビズIDプライム」をいつまでに取るかを決めます。人を雇う・育てるための「助成金」は、厚生労働省の一覧で別に確認します。

補助金・助成金の探し方|地域と締切で探す3手順

あなたに合うのはどれ?

自分の状況に合う行を1つ選び、その行の「最初に開くページ」から始めてください。どのサイトも国の公式サイトで、検索するだけなら無料です。

状況まず選ぶもの最初に開くページ理由
初めてで、何を探せばいいかも分からないミラサポplus自社に合った補助金を選ぶ「業務効率化」「利益拡大」などの困りごとから制度を選べます
市区町村や都道府県の制度も含めて探したいJ-Net21 支援情報ヘッドラインJ-Net21 支援情報ヘッドライン地域を都道府県単位で選んで一覧にできます
国の補助金を、上限額や締切で比べたいJグランツJグランツ業種・従業員数・対象地域で絞り込め、募集中かどうかも選べます
従業員を雇う・正社員にする・研修する予定がある厚生労働省の雇用関係助成金事業主の方のための雇用関係助成金雇用の助成金は経済産業省系のサイトとは別にまとまっています
自分で探す時間がない・一人では不安よろず支援拠点(無料相談)よろず支援拠点全国本部何度でも無料で相談でき、創業予定の人も対象です

開業したばかりの人は、使える制度をまとめた開業したら使える補助金・助成金まとめ【2026年10月】を先に読むと、探す範囲を決めやすくなります。

補助金と助成金はどこで探せばいい?

補助金は経済産業省・中小企業庁系のサイト(J-Net21・Jグランツ・ミラサポplus)で、助成金は厚生労働省のサイトで探します。この2つは担当する役所が違うので、片方だけ見ていると見落とします。

種類主な目的の例探す場所問い合わせ先
補助金(国)設備・IT導入・販路開拓・新事業Jグランツ、ミラサポplus各補助金の事務局
補助金・助成金(自治体)地域の創業支援、店舗改装などJ-Net21、都道府県・市区町村のサイト各自治体の担当課
助成金(雇用)雇い入れ、正社員化、研修、休業中の雇用維持厚生労働省のページ都道府県の労働局・ハローワーク

手順1:地域で探す(J-Net21)

最初の手順は、J-Net21の「支援情報ヘッドライン」で自分の地域を選び、国・都道府県・市区町村の制度をまとめて一覧にすることです。自治体の制度は国の制度より知られていないことが多く、地域で絞らないと見つけにくいためです。

画面の操作

  1. J-Net21 支援情報ヘッドラインを開きます。
  2. カテゴリで「補助金・助成金・融資」を選びます(ほかに「セミナー・イベント」「その他」があります)。
  3. 地域で、事業所のある都道府県を選びます。地域は「全国」「北海道」「東北」「関東」などの地方に分かれていて、その中から都道府県を選びます。
  4. 目的がはっきりしているときは「キーワードから検索」に「創業」「店舗」「IT」などを入れます。
  5. 「対象経営課題」でも絞り込めます。

画面の項目名はJ-Net21の支援情報ヘッドラインによります(2026年10月時点)。

つまずきやすい所と直し方

手順2:上限額・補助率・対象で絞る(Jグランツ・ミラサポplus)

2つ目の手順は、Jグランツで「自分が対象になるか」と「いくらまで出るか」を確かめることです。補助金はかかった費用の一部を後から受け取る仕組みなので、上限額だけでなく補助率(費用の何割が出るか)も比べます。

Jグランツの画面の操作

Jグランツは、補助金を検索するだけならログインは要りません。電子申請をするときにGビズIDが必要です(Jグランツ よくあるご質問、Jグランツ 事業者クイックマニュアル)。

  1. Jグランツを開き、「補助金を探す」を選びます。
  2. 「利用目的」で、受けたい支援や関心のある分野を選びます。複数選べます。
  3. 条件として、業種・従業員数・対象地域を指定します。
  4. 「募集中の補助金」にチェックを入れて検索します。これからの公募も見たいときは「募集予定」も選びます。
  5. 結果の一覧から気になる補助金を開き、上限額・補助率・募集期間・対象者をメモします。

比べるときの表(例)

候補が3つ以上になったら、次のような表に書き出すと決めやすくなります。下の中身は書き方の例で、実在の制度の数字ではありません。

見る項目たとえば補助金Aたとえば補助金B判断の基準
対象者小規模事業者中小企業自分の従業員数・業種が入るか
上限額50万円300万円使いたい金額に足りるか
補助率2/31/2自己負担がいくらになるか
締切6週間後2週間後手順3の準備が間に合うか
対象経費広告・チラシ機械装置買いたい物が入っているか

自己負担は「費用 −(費用 × 補助率)」で計算し、上限額を超えた分も自己負担になります。たとえば費用90万円・補助率2/3・上限50万円なら、90万円×2/3=60万円ですが上限が50万円なので、受け取れるのは50万円、自己負担は40万円です。また、補助金は原則として先に自分で支払い、後から受け取る形です。支払うお金を先に用意できるかも確かめてください。

ミラサポplusで目的から探す

何に使えるか分からない人は、ミラサポplusの「自社に合った補助金を選ぶ」が使いやすいです。困りごとが「業務効率化」「利益拡大」「価格転嫁」「経営改善・事業承継」の4つに分かれていて、それぞれに補助金(上限額と補助率つき)、無料の支援ツール、相談先の支援機関がまとまっています。

パソコンやソフトを買いたい人は、対象になる経費の範囲に注意が必要です。くわしくはIT導入補助金でパソコンは買える?個人事業主向け注意点にまとめています。

手順3:締切から逆算する(GビズIDと書類)

3つ目の手順は、締切の日から逆にたどって、GビズIDの取得と書類の準備を始める日を決めることです。締切に間に合わなければ、どんなに合う制度でも申請できません。

GビズIDプライムを先に取る

Jグランツで電子申請するには、GビズIDプライム(代表者用)か、プライムの人が許可したGビズIDメンバー(従業員用)が必要です(Jグランツ よくあるご質問)。

申請の方法必要なもの発行までの目安費用
オンライン申請マイナンバーカード、パソコンかスマホ、GビズIDアプリ最短で当日無料
書類の郵送印鑑登録証明書、印鑑、郵送代審査に時間がかかるアカウントは無料(郵送代は自分で負担)

出典:GビズID(デジタル庁)(2026年10月時点・最新は公式で確認)

締切から逆算する目安

募集期間は短いことがあります。受付が始まってから準備していると間に合わないことがあるので、Jグランツで「募集予定」の段階から見ておきます。

  1. 締切の日をカレンダーに書く(締め切り時刻まで確かめる)
  2. 公募要領(募集のルールを書いた書類)をダウンロードし、必要な書類に印をつける
  3. GビズIDプライムがなければ、その日のうちに申請する
  4. 見積書・事業計画書など、外の人に頼む書類を先に依頼する
  5. 締切の数日前を「自分の締切」にして提出する

持続化補助金を考えている人は、持続化補助金 第19回のスケジュールと要点で日程を確認してください。

探し方でよくある失敗は?

よくある失敗は「締切が過ぎた制度を見ている」「対象外の経費で計画している」「先に買ってしまう」の3つです。どれも確かめる場所を決めておけば防げます。

失敗起きる理由防ぎ方
締切が過ぎた制度を読んでいた古いまとめ記事を見ているJグランツで「募集中の補助金」にチェックを入れて調べ直す
買いたい物が対象外だった上限額だけを見て決めた公募要領の「対象経費」の欄を先に読む
申請の前に買ってしまった「後から申請すればいい」と思い込んだ多くの補助金は決まった日より前の支払いを対象にしないので、公募要領で対象になる期間を確かめる
勧誘業者と契約した「必ずもらえる」と言われた厚生労働省も注意を呼びかけています。労働局などの公式の窓口に確かめる

次にやること

まず今日、自分の地域と目的で候補を3つまで書き出してみてください。一人で進めるのが大変な人は、無料の相談先から使ってみるのがおすすめです。

① 自分でやる人の今日の一歩

  1. J-Net21 支援情報ヘッドラインで自分の都道府県を選び、気になる制度を3つまでメモする
  2. Jグランツで「募集中の補助金」にチェックを入れ、上限額・補助率・締切を手順2の表に書く
  3. GビズIDプライムがなければ、GビズIDで申請を始める(マイナンバーカードがあればオンラインで)

② 自分でやるのが大変・早く確実にしたい人

選択肢費用(2026年10月時点・最新は公式で確認)向いている人向いていない人・注意点
よろず支援拠点無料・何度でも創業予定の人も含め、どの補助金が合うか一緒に整理したい人申請書を代わりに書いてくれるわけではありません。都道府県ごとの拠点に予約が必要です
商工会・商工会議所窓口に確認地元の制度にくわしい人に聞きたい人支援の内容や会員かどうかの扱いは地域で違うので、先に問い合わせてください
認定経営革新等支援機関(税理士・中小企業診断士など)機関ごとに違う(見積もりで確認)事業計画書をしっかり作りたい人、支援機関の関わりが条件の補助金を使う人有料のことが多く、採択は約束されません。契約の前に費用と、何をしてくれるのかを書面で確かめてください
労働局・ハローワーク無料雇用関係の助成金を使いたい人経済産業省系の補助金は担当していません

中小企業庁の検索システムでは、地域や相談したい内容(創業、事業承継など)から認定支援機関を探せます(中小企業庁)。

③ このサイトの関連記事

よくある質問

補助金を探すのにお金はかかりますか?

かかりません。J-Net21・Jグランツ・ミラサポplus・厚生労働省のページは、どれも国の公式サイトで、無料で検索できます。Jグランツは検索だけならログインも要りません。

個人事業主や開業前でも補助金を探せますか?

探せます。GビズIDプライムは個人事業主も取れます。よろず支援拠点は創業予定の人の相談も受けています。ただし開業前の人が対象になるかは制度ごとに違うので、公募要領の「対象者」を確かめてください。

補助金と助成金はどう違いますか?

この記事では、主に経済産業省系の設備・販路などへの支援を「補助金」、厚生労働省の雇用に関する支援を「助成金」として分けています。探す場所と問い合わせ先が違うので、両方を確かめると見落としが減ります。

GビズIDはどれくらいで取れますか?

マイナンバーカードを使うオンライン申請なら、最短で当日に発行されます。書類の郵送で申請すると審査に時間がかかるので、締切が近い人はオンライン申請を選んでください。

市区町村の補助金が見つからないときは?

J-Net21で都道府県を選んでも出てこない場合は、市区町村の公式サイトを見るか、役所の商工担当の課に聞いてください。よろず支援拠点や商工会・商工会議所でも地元の制度を相談できます。

出典