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全省庁統一資格の等級|A~D別の入札可能額と点数表・計算例

運営 Aoba Works · 公開 · 24分で読めます

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全省庁統一資格の等級は、会社の規模を点数にして4段階(A・B・C・D)に分けたものです。「物品の販売」と「役務の提供等」なら、D等級は予定価格300万円未満、C等級は300万円以上1,500万円未満、B等級は1,500万円以上3,000万円未満、A等級は3,000万円以上の案件が基本の入札対象になります(調達ポータル 付与数値・等級等・2026年10月時点)。点数は直近の売上高・自己資本額・流動比率・営業年数(製造は設備の額も)で決まります。どの等級になるかは、申請前に自分で計算して見当をつけられます。

あなたに合うのはどれ?

まず確かめたいのは「自分はどの等級になりそうか」と「その金額帯の案件があるか」の2つです。状況ごとに、最初に開くページを1行ずつ並べました。

あなたに合うのはどれ?。出典: 官公需情報ポータルサイト
状況まず選ぶもの最初に開くページ
まだ資格を持っていない・まず等級の見当をつけたい下の点数表で自社の点数を計算調達ポータル「付与数値・等級等」
資格は取った・自社の等級を確かめたい資格審査結果通知書を見る/事業者情報の検索調達ポータル「事業者情報の検索」
個人事業主・売上が数千万円までD等級(〜C等級)向けの小口案件を探す入札は個人事業主でもできる
これから申請する・時期を知りたい随時審査(令和10年3月10日まで受付)調達ポータル「各年度に有効な資格の審査申請について」
自分でやる時間がない・書類に不安がある行政書士の申請代行や無料の公的相談下の「次にやること」

迷ったら1行目からどうぞ。点数の計算は10分ほどで終わり、狙える案件の金額帯が先に見えます。資格そのものの仕組みを先に知りたい人は、全省庁統一資格とは|自治体資格との違いと取得後の流れを先に読むと話がつながります。

全省庁統一資格の等級(A~D)とは何か

等級は、申請した会社の規模を100点満点で採点し、その合計点で決まる格付けです。自分で選ぶものではありません。審査する側が申請書の数字から決めます。

全省庁統一資格は、国の省庁などが物品の購入やサービスの発注をするときの「入札に参加してよい会社の名簿」に載るための資格です。資格の種類は次の4つ。

全省庁統一資格の等級(A~D)とは何か。出典: 官公需情報ポータルサイト
資格の種類中身の例等級の段階
物品の製造印刷物・制服・機器の製造A・B・C・D(4段階)
物品の販売事務用品・パソコン・消耗品の納入A・B・C・D(4段階)
役務の提供等清掃・警備・システム開発・調査・広告A・B・C・D(4段階)
物品の買受け国が売り払う不用品などを買う側A・B・C(3段階)

段階の数は調達ポータルが公開している別記5(付与数値・等級等)によります。等級の算出方法について、調達ポータルの説明ページには次の一文があります。

「等級の算出方法は、上記『競争参加者の資格に関する公示(令和07・08・09年度)』の別記4・別記5に記載」(調達ポータル 全省庁統一資格について)

別記4が「点数のつけ方」、別記5が「点数と等級と金額の対応表」です。この記事の表は、この2つを読みやすく並べ直したものです。

等級が決まると何が変わるのか

入札公告に書かれる参加条件が変わります。国の入札公告には、たとえば「令和07・08・09年度全省庁統一資格の『役務の提供等』において『C』又は『D』の等級に格付けされている者」のように、参加できる等級が書かれます。自社の等級がそこに入っていなければ、その入札には原則として参加できません。

等級が高いほど有利、とは限りません。A等級の会社は大きな案件に入れる一方、小さな案件では参加できる等級がC・Dに限られることもあります。等級は「入れる土俵」を決めるもので、会社の優劣の評価とは別物です。

資格の有効期間

いまの資格は令和7・8・9年度の3年間分です。調達ポータルには次のとおり書かれています。

「令和7年4月1日以降、審査後、資格を付与した時点から令和10年3月31日まで」(調達ポータル 各年度に有効な資格の審査申請について)

途中から申請しても、期限は令和10年(2028年)3月31日で全員そろっています。2026年10月に取れば、有効なのは約1年5か月。申請の時期の選び方は入札参加資格 申請時期|定期・随時の違いと2026年秋の受付表にまとめています。

等級ごとの入札可能額(金額)の目安はどのくらいか

答えは資格の種類で変わります。同じC等級でも、物品の製造なら400万円以上2,000万円未満、販売・役務なら300万円以上1,500万円未満です。

別記5の対応表を、資格の種類ごとに横に並べました(出典: 調達ポータル 付与数値・等級等・2026年10月時点の令和07・08・09年度資格)。

等級ごとの入札可能額(金額)の目安はどのくらいか。出典: 官公需情報ポータルサイト
等級物品の製造(予定価格)物品の販売・役務の提供等(予定価格)物品の買受け(予定価格)
A3,000万円以上3,000万円以上1,000万円以上
B2,000万円以上3,000万円未満1,500万円以上3,000万円未満200万円以上1,000万円未満
C400万円以上2,000万円未満300万円以上1,500万円未満200万円未満
D400万円未満300万円未満(区分なし)

ここで言う「予定価格」は、発注する役所が前もって決めている上限の金額です。会社が出す見積もりの金額ではありません。公告に予定価格が書かれていないことも多いので、実際には「公告に書かれた参加等級」で判断します。

「目安」と書く理由: 他の等級も参加できる場合がある

表の金額は原則です。別記5には、競争をきちんと成り立たせるために他の等級の参加を認める場合がある、という趣旨の注記があります(入札情報サービスNJSSの解説も同じ点を紹介しています)。

このため、予定価格が1,000万円程度の役務(本来はC等級の帯)でも、公告で「B、C又はD」と広げることがあります。逆に、狭めることもあります。最後は、案件ごとの入札公告・入札説明書に書かれた参加資格を見て決めてください。

D等級の金額帯と「少額随意契約」が重なる点

もうひとつ、上位の記事ではあまり触れられていない点があります。国の少額随意契約の基準額は、令和7年4月1日施行の政令改正で引き上げられました(財務省「ファイナンス」2025年6月号)。財産(物品)の買入れは160万円以下から300万円以下へ(debonoの解説でも国の買入れ300万円を確認)。

その結果、販売のD等級の帯(300万円未満)のかなりの部分が、入札ではなく見積もり合わせ(少額随意契約やオープンカウンター)で発注されうる金額になりました。D等級の会社は、一般競争入札の公告だけでなく、各省庁の「見積依頼」「オープンカウンター」の案内も探す範囲に入れると、見つかる案件が増えます。

等級はどんな基準で決まるのか

決算書の数字を4項目(物品の製造は5項目)で点数にし、合計点で決まります。満点はどの資格の種類も100点です。

点数の表は別記4に載っています(調達ポータル 付与数値・等級等)。中小企業や個人事業主の多くが申請する「物品の販売・役務の提供等」の表がこちら。

物品の販売・役務の提供等・物品の買受けの点数表

物品の販売・役務の提供等・物品の買受けの点数表。出典: 官公需情報ポータルサイト
項目区分と点数
① 年間平均(生産・販売)高200億円以上 65点 / 100億円以上 60点 / 50億円以上 55点 / 25億円以上 50点 / 10億円以上 45点 / 5億円以上 40点 / 2.5億円以上 35点 / 1億円以上 30点 / 5,000万円以上 25点 / 2,500万円以上 20点 / 2,500万円未満 15点
② 自己資本額の合計10億円以上 15点 / 1億円以上 12点 / 1,000万円以上 9点 / 100万円以上 6点 / 100万円未満 3点
③ 流動比率140%以上 10点 / 120%以上 8点 / 100%以上 6点 / 100%未満 4点
④ 営業年数20年以上 10点 / 10年以上 8点 / 10年未満 6点

各区分の上限は「〜未満」です(たとえば「1億円以上」は1億円以上2.5億円未満)。

物品の製造の点数表

物品の製造の点数表。出典: 官公需情報ポータルサイト
項目区分と点数
① 年間平均(生産・販売)高200億円以上 60点 / 100億円以上 55点 / 50億円以上 50点 / 25億円以上 45点 / 10億円以上 40点 / 5億円以上 35点 / 2.5億円以上 30点 / 1億円以上 25点 / 5,000万円以上 20点 / 2,500万円以上 15点 / 2,500万円未満 10点
② 自己資本額の合計10億円以上 10点 / 1億円以上 8点 / 1,000万円以上 6点 / 100万円以上 4点 / 100万円未満 2点
③ 流動比率140%以上 10点 / 120%以上 8点 / 100%以上 6点 / 100%未満 4点
④ 営業年数20年以上 5点 / 10年以上 4点 / 10年未満 3点
⑤ 機械設備等の額10億円以上 15点 / 1億円以上 12点 / 5,000万円以上 9点 / 1,000万円以上 6点 / 1,000万円未満 3点

合計点から等級を出す表

合計点から等級を出す表。出典: 官公需情報ポータルサイト
資格の種類ABCD
物品の製造90点以上80点以上90点未満55点以上80点未満55点未満
物品の販売・役務の提供等90点以上80点以上90点未満55点以上80点未満55点未満
物品の買受け70点以上50点以上70点未満50点未満—

出典は同じく別記4・別記5です。ネット上の解説には、製造のB等級を「70点以上」や「1,500万円以上」と書いたものもあります。申請前には必ず調達ポータルのPDFの原本で確かめてください。

自分で点数を出す手順

  1. 直近の決算書(個人事業主は確定申告書の青色申告決算書など)を2期分用意します。年間平均(生産・販売)高は、一般に直前2年分の決算の平均で出します。決算期が1期しかない会社の扱いは、調達ポータルの申請書記入要項で確かめてください。
  2. 貸借対照表から「純資産(自己資本)」を拾い、②の区分に当てはめます。
  3. 流動比率を計算します。流動資産 ÷ 流動負債 × 100 です。
  4. 設立日(個人は開業日)から申請時点までの年数を数え、④に当てはめます。
  5. 製造なら固定資産のうち機械設備等の額を⑤に当てはめます。
  6. 点数を足し、上の「合計点から等級を出す表」で等級を読みます。

つまずきやすいのは2か所です。

計算の例(役務の提供等)

以下は架空の数字を使った計算の例です。

計算の例(役務の提供等)。出典: 官公需情報ポータルサイト
項目たとえばA社(個人事業主)たとえばB社(社員15人)たとえばC社(社員120人)
年間平均売上高1,800万円 → 15点3億円 → 35点60億円 → 55点
自己資本額300万円 → 6点3,000万円 → 9点2億円 → 12点
流動比率130% → 8点150% → 10点145% → 10点
営業年数4年 → 6点12年 → 8点25年 → 10点
合計35点 → D62点 → C87点 → B

表から言えることがあります。販売・役務でC等級(55点)に届くには、売上以外の3項目が満点(15+10+10=35点)でも、売上の項目で20点、つまり年間平均2,500万円以上が必要です。売上が2,500万円未満の事業者は、ほかの数字がどれだけよくてもD等級になります。自分の等級を見積もるときの最初の判断材料になります。

等級一覧(A・B・C・D)の区分と特徴

A等級は年商数十億円以上の大きな会社、D等級は個人事業主や年商数千万円の小さな会社が中心です。役務の提供等を例に、4段階の位置づけを並べます。

等級一覧(A・B・C・D)の区分と特徴。出典: 官公需情報ポータルサイト
等級合計点予定価格の帯(販売・役務)届く会社の規模の目安(計算上)公告でよく見る案件のイメージ
A90点以上3,000万円以上年間平均売上がおおむね50億円以上で、他の項目も高得点大規模なシステム構築、全国規模の調査・運営業務
B80〜90点未満1,500万〜3,000万円売上が25億円以上あたりから複数年の保守、中規模の調査業務
C55〜80点未満300万〜1,500万円売上が数千万円〜数億円の中小企業庁舎の清掃・警備、広報物の制作、研修の運営
D55点未満300万円未満売上2,500万円未満の事業者、創業まもない会社小規模な翻訳、少量の印刷、単発のイベント補助

「届く会社の規模」の列は、上の点数表から逆算した目安です。公式の基準ではありません。「案件のイメージ」の列も、たとえばの例です。

等級は資格の種類ごとに別々につく

1社で「物品の販売」と「役務の提供等」の両方を申請した場合、等級はそれぞれにつきます。点数表が違うため、製造ではD、販売ではCといったことが起こります。申請する資格の種類と営業品目の選び方は、全省庁統一資格の取得方法|必要書類の表と電子申請の6ステップで順番に説明しています。

等級とは別に公開される「企業規模」

調達ポータルの名簿には、等級とは別に「企業規模」も載ります。中小企業かどうかの区分で、等級とは決め方が違います。中小企業に向けた発注の目標(官公需)とつながる話なので、官公需の中小企業定義|業種別の基準表と令和8年度の発注目標とあわせて読むと整理しやすくなります。

D等級で入札できる案件の特徴と範囲

D等級で入れるのは、販売・役務なら予定価格300万円未満、製造なら400万円未満の案件が中心です。金額は小さいものの、案件の数は少なくありません。

D等級の案件には、次の傾向があります。

D等級の人がつまずきやすい所

「競争参加地域」の選び忘れが、いちばん損をしやすい所です。全省庁統一資格は申請時に参加したい地域を選びます。地域は北海道、東北、関東・甲信越、東海・北陸、近畿、中国、四国、九州・沖縄の8つ(調達ポータル 事業者情報の検索の選択肢を2026-10-25に数えた)。地元の出先機関の案件を狙うなら、その地域が入っているか確かめましょう。

ほかにもあります。

個人事業主の申請の流れや書類は入札は個人事業主でもできる|等級の点数表と申請手順を整理で詳しく書いています。

C等級で入札できる案件の特徴と範囲

C等級は販売・役務で予定価格300万円以上1,500万円未満、製造で400万円以上2,000万円未満が基本の範囲です。年商数千万〜数億円の中小企業が多く入る帯です。

D等級と比べたときの違いを表にしました。

C等級で入札できる案件の特徴と範囲。出典: 官公需情報ポータルサイト
比べる所D等級C等級
基本の予定価格(販売・役務)300万円未満300万円以上1,500万円未満
基本の予定価格(製造)400万円未満400万円以上2,000万円未満
必要な合計点55点未満55点以上80点未満
公告の書かれ方の例「C又はD」「D」「B又はC」「B、C又はD」
案件の期間のイメージ単発・数か月1年契約の清掃・保守など
準備で増えやすいもの見積書の作成実績の証明、体制図、仕様書への提案など

C等級になると、1年分の業務委託(庁舎の清掃、機器の保守、窓口業務など)に参加できる金額帯に入ります。たとえば1か月あたり60万円の委託を12か月なら720万円で、C等級の帯に収まる計算です。

C等級の人がつまずきやすい所

D等級の案件に入れないと思い込むこと。公告に「C又はD」とあれば参加できますが、「D」だけと書かれた案件には、原則としてC等級は入れません。上の等級ほど何にでも入れる、という仕組みではないのです。参加の条件は毎回、公告の文面で確かめてください。

1,500万円を少し超える案件も見落としやすい所です。原則はB等級の帯でも、公告で「B又はC」と広げられていれば参加できます。等級の帯の境目にある案件ほど、公告を開いて読む価値があります。

役務の資格における等級の違いは何か

役務の提供等の等級は、物品の販売と同じ点数表・同じ金額帯で決まります。ただし製造とは点数表も金額帯も違います。同じ会社でも、資格の種類が違えば等級は別々です。

役務の提供等には、清掃、警備、建物管理、情報処理、ソフトウェア開発、調査・研究、広告・宣伝、翻訳・通訳、運送、研修の運営など、サービス全般が入ります。営業品目は申請時に選びます。

役務の資格における等級の違いは何か。出典: 官公需情報ポータルサイト
比べる所役務の提供等物品の製造
点数の項目数4項目(設備の額なし)5項目(機械設備等の額あり)
売上の満点65点60点
営業年数の満点10点5点
C等級の予定価格300万〜1,500万円400万〜2,000万円
B等級の予定価格1,500万〜3,000万円2,000万〜3,000万円

役務は設備の点がないぶん、売上と営業年数の配点が大きくなっています。設備を持たないITや調査の会社でも点数を取りやすいつくりです。

役務で迷いやすい所

印刷は役務ではなく「物品の製造」に入ることが多い分野です。ポスターの印刷を受けたいのに役務だけで申請すると、印刷の入札に参加できないことがあります。営業品目の一覧は申請画面で選ぶので、公告に書かれる「〇〇の製造」「〇〇の販売」「役務の提供等(〇〇)」の言葉と照らし合わせて選んでください。

システム開発と機器の納入をまとめた案件も要注意です。「物品の販売」と「役務の提供等」の両方の資格を条件にする公告があります。両方を申請していても、販売はD、役務はCのように等級がずれると、条件を満たせないことがあります。

自分の等級を検索・確認する方法

自分の等級は「資格審査結果通知書」で確かめられます。調達ポータルの「事業者情報の検索」でも、会社名や法人番号から等級を調べられます。

等級が名簿で公開されることは、調達ポータルに次のとおり書かれています。

「業者コード、法人番号、本社住所、商号又は名称、代表者、設立年月日、営業所情報、主たる事業の種類・営業品目、外資状況、等級・企業規模は、資格審査後、本システム上の有資格者名簿閲覧機能・オープンデータ機能に公開されます。」(調達ポータル 各年度に有効な資格の審査申請について)

調達ポータルで等級を調べる手順

  1. 調達ポータルを開き、「事業者情報の検索」の画面に進みます(直接のページ)。
  2. 「業者種別」で「法人」か「個人」を選びます。ここだけは必ず入れる欄です。
  3. 「法人番号」か「商号又は名称」を入れます。法人番号(13桁)で探すと、同じ名前の別の会社と取り違えません。
  4. 統一資格から検索するときは、「企業規模」「資格等級」「競争参加地域」「資格の種類・営業品目」でも絞り込めます。
  5. 検索結果の会社を開き、資格の種類ごとの等級を確かめます。

この画面の検索条件は8項目です。うち4項目(企業規模・資格等級・競争参加地域・資格の種類・営業品目)は統一資格から検索するときだけ選べます。「資格等級」の選択肢はA・B・C・Dの4つでした(事業者情報の検索・2026-10-25に数えた)。

検索で出てこないとき

競合を調べる使い方もあります。「資格等級」でC、「競争参加地域」で自社の地域、「資格の種類・営業品目」で自社の品目を選ぶと、同じ土俵の会社の一覧が出ます。入札前に相手の顔ぶれをつかむ材料になるでしょう。

次にやること

まず自分の点数を出し、等級の見当をつけるところから始めましょう。そこから先は、自分で進めるか、人に頼むかで分かれます。

自分でやる人の今日の一歩

  1. 決算書2期分を手元に置き、この記事の点数表で合計点を出す(役務・販売なら55点がC等級の境目)。
  2. 調達ポータルの各年度に有効な資格の審査申請についてで、随時審査の受付(令和10年3月10日まで)と申請の方法を確かめる。
  3. 申請書の様式を用意する。様式の入手先は入札参加資格申請書の全国統一様式|3種類の入手先と追加書類の表にまとめています。

自分でやるのが大変・早く確実にしたい人

自分でやるのが大変・早く確実にしたい人。出典: 官公需情報ポータルサイト
選択肢費用向いている人向いていない人・注意点
調達ポータルのヘルプデスク・各省庁の資格審査窓口無料(電話代のみ)自分で申請し、分からない所だけ聞きたい人書類の作成そのものは代わりにしてくれない
よろず支援拠点(中小企業庁が各都道府県に置く経営相談窓口)相談は無料官公需への参入をどう進めるか、経営全体から相談したい人申請の代行はしない。予約が必要なことが多い
行政書士の申請代行事務所ごとに違う(2026年10月時点・最新は各事務所の料金ページで確認)時間がない人、資格の種類や営業品目の選び方に自信がない人費用がかかる。等級は決算の数字で決まるため、頼んでも等級は上がらない
有料の入札情報サービス(NJSSなど)各サービスの料金ページで確認(2026年10月時点)資格を取った後、全国の案件を毎日まとめて探したい人資格の取得そのものには役立たない。案件が少ない業種では元を取りにくい

D等級の個人事業主で、まず1件取ってみたい段階なら、無料の窓口と調達ポータルの検索だけでも足ります。費用をかけるのは、狙う案件が見えてからでも遅くありません。

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よくある質問

全省庁統一資格の申請方法は何か

インターネットによる電子申請と、郵送・持参による申請の2通りがあります(調達ポータル 全省庁統一資格について)。1回の申請で全省庁に共通の資格になるため、省庁ごとに申請し直す必要はありません。手順の詳細は取得方法の記事をご覧ください。

全省庁統一資格そのものはどんな制度か

国の各省庁が物品の製造・販売や役務の入札を行うときに、共通の基準で参加者を審査する資格です。いまの資格の有効期限は令和10年3月31日で、物品の製造・物品の販売・役務の提供等・物品の買受けの4種類があります。工事やコンサルタント業務は別の資格です。

等級は更新のたびに変わるのか

等級は申請時の決算の数字で決まるので、次の定期審査(令和10・11・12年度分)で申請し直すと、その時点の決算で計算し直されます。売上や自己資本が増えていれば上がり、減っていれば下がります。有効期間の途中で等級を見直せるかどうかは、調達ポータルの公開ページでははっきり確かめられませんでした。必要な場合はヘルプデスクに問い合わせてください。

等級が低いと受注できる案件は少ないのか

金額の大きい案件には入れませんが、案件の数が少ないとは限りません。公告の多くは「C又はD」「B、C又はD」のように複数の等級を対象にしています。D等級の帯は少額随意契約の金額とも重なるため、見積依頼やオープンカウンターまで探す範囲を広げると、参加できる機会は増えます。

個人事業主でも等級はつくのか

つきます。個人事業主も、確定申告の数字から同じ点数表で採点されます。年間平均売上が2,500万円未満なら、販売・役務ではほかの項目が満点でも合計50点までなので、D等級になります。

出典

内容の誤りや古くなった情報に気づいたら、shigoto.ai.note@gmail.com までお知らせください。記事は順番に公式の情報で確かめ直しています。